みなさん、ヨーロッパ周遊旅行というと、何を想像しますか?
美しい遺跡や景色、美味しい食事、街並みなど、いろいろな場面を想像するからこそ、「たくさんの国を回りながら、限られた時間の中で効率よく巡りたい。」と言う方も多いですよね。
そんな方におすすめなのが、鉄道を利用したヨーロッパ周遊旅行です。
今回は、ヨーロッパ周遊旅行の交通手段で悩んでいる方に、鉄道で周遊する魅力と、おすすめの列車について紹介していこうと思います!
鉄道を利用したヨーロッパ周遊旅行の強み
ヨーロッパの国境は、大半が陸でつながっています。日本のように、「海を越えなければ他の国に行けない」ということが少ないのです。
移りゆくうつしい景色を眺めながら、さまざまな国を往来できます。
また、列車にはそれぞれの国の特色を生かした趣向が凝らされています。
そんな列車の特色を、このページでは「技術・内装・車内食」に焦点をあてて紹介しようと思います。
車内食は必見!
その国の特色と聞いて、パッと思い浮かぶ中に食事がありますよね。
ヨーロッパでは、日本ではすでに無くなってしまった食堂車がある列車もまだ存在しています。
その国の食事が楽しめるってことか!
たとえば、ドイツだとビールが有名ですよね?
なんと!そのドイツビールを、ドイツを主要路線とする「ICE」で、飲むことができるのです。
移動手段でありながら、その国の食事や景色を楽しめる列車はいいね!
列車なら観光地に向かいながら、車内でも各地の特色を感じることができるのです。
遺跡やショッピング街までもラクラク移動
ヨーロッパの列車は遺跡やショッピング街など、主要都市までアクセスしてくれるところもいいですね。
世界遺産だとローマの歴史地区や美術館だとルーブル美術館など、あげればキリがないほど見どころがあります。
ただ、観光地は点在していることが多く、移動が欠かせません。
そう言った見どころを無駄なく、たくさん回るためにも交通手段として列車は優れています。
それぞれの地域の特色を生かした列車
ヨーロッパにはさまざまな国が存在しています。国境をひとつ越えると、それぞれの国の特色が、街の景色や、言葉、食事などで随分と違ってきますよね。
列車も同じで、技術・内装・車内食、どれをとっても同じ列車はありません。
そこで今回は、景色を楽しみながら快適にヨーロッパ周遊ができる列車を、種類ごとに紹介していこうと思います。
また、列車のチケットを簡単に予約できるサイト「omio」での予約方法や、お得な割引情報も記載していますので、ぜひチェックしてくださいね!
では、詳しく見ていきましょう。
ヨーロッパの列車の種類
ヨーロッパには主に、「高速列車」「観光列車」「地域列車」「寝台列車」の4種類があります。
この4種類のうち、旅行に行った際、主に使用することになるのが「高速列車」と「観光列車」の2つです。
【高速列車と観光列車の違い】
「高速列車」は、日本でいう新幹線のようなもの、
「観光列車」は、美しい景色や食事を楽しみながら移動できるものです。
列車の早見表
ヨーロッパの列車を以下の3点で比較してみました。
- 主要路線国…主に走っている国はどこか
- 鉄道の種類…観光重視/速さ重視/おしゃれさ重視
- 事前予約…必要/不必要/できれば予約しておいた方がいい
表で確認した後、それぞれの列車について詳しく紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
主要路線国 | 鉄道の種類 | 事前予約 | |
氷河特急 | スイス | 観光重視 | 必要 |
ベルニナ急行 | スイス | 観光重視 | 必要 |
ユーロスター | イギリス〜フランス/オランダ/ベルギーなど | 速さ重視 | 必要 |
TVG | フランス国内/イタリア/スイス/スペインなど | 速さ重視 | 必要 |
AVE(アヴェ) | スペイン国内 | 速さ重視 | 必要 |
SJ2000/SJ3000 | スウェーデン | 速さ・おしゃれさ重視 | 必要 |
イタロ | イタリア | 速さ・おしゃれさ重視 | 必要 |
タリス鉄道 | 西ヨーロッパ | 速さ・おしゃれさ重視 | 必要 |
ICE | ドイツ〜オーストリア/スイスなど | 速さ重視 | できれば予約しておいた方がいい |
【スイスで人気】氷河特急
■スイスアルプスをゆっくりと横断する約8時間の旅
(スイス/観光重視/予約必要)
出典|スイス政府観光局
1930年に開通した氷河特急は、アルプスの名峰や美しい森や牧草地、山間の渓流などの景色を楽しみながら移動できるルートがとても人気です。
そして料金を払えば、座席まで食事を持ってきてくれる嬉しいサービスもあります。
出典|スイス政府観光局
車窓からの美しい景色を眺めながら、食事を楽しむのも列車で旅をする醍醐味ですね。
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【世界遺産を巡るなら】ベルニナ急行
■観光名所サン・モリッツ周辺を複数のルートが走る
(スイス/観光重視/予約必要)
出典|スイス政府観光局
ベルニナ急行は氷河特急と同じく、スイスで人気のある鉄道で、路線の周辺には世界遺産がたくさんあります。
メインルートとしては、サン・モリッツ〜ティラーノを結ぶベルニナ線は、世界遺産が多く点在する地域を走るパノラマ列車です。
天井がガラスでできているため、アルプスを超えてスイスを南北に結ぶ美しい山々を大迫力で楽しむことができ、高低差1,800mにもなるユニークな路線があるのも、このベルニナ急行の特徴です。
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【イギリスからヨーロッパへ行くなら】高速鉄道ユーロスター
■ヨーロッパ各国を周遊するなら、このユーロスターがおすすめ!
(イギリス〜フランス・オランダ・ベルギーなど/速さ重視/予約必要)
出典|ユーロスター公式サイト
ユーロスターは、イギリス(ロンドン)からドーバ海峡を通って、フランス(パリ)、オランダ(アムステルダム)、ベルギー(ブリュッセル)などのヨーロッパ各国へ短時間で移動可能な高速列車です。
最高速度は320km/hととても早く、列車が頻繁に運行されるのも嬉しいポイントです。
車両クラスには、ビジネスプレミア(特等)/スタンダードプレミア(1等)/スタンダード(2等)の3種類があり、座席や装備、飲食のサービスが異なってきます。
出典|ユーロスター公式サイト
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【フランスの超高速列車】TVG
■よりスピーディに、フランス国内、イタリア、スイス、スペインを移動するならTVG
(フランス国内・イタリア・スイス・スペインなど/速さ重視/予約必要)
出典|sncf connect
新幹線を抜いて、世界一の速さを記録したTVGは、フランス国内だけでなく、イタリアやスイス、スペインなどへのアクセスが可能な高速列車です。
新幹線には自由席がありますが、TVGの座席は全て予約が必須。
クラスは1等と2等の2種類あり、BAR車両もあるので、軽食やドリンクの購入ができる点が嬉しいですね。
快適により早く、フランス国内外を移動するならTVGがおすすめです。
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【スペイン国内をスピーディに移動】AVE(アヴェ)
■スペイン国内を、快適・スピーディに移動するならAVE
(スペイン国内/速さ重視/予約必要)
出典|Wikipedia
フランス語で「鳥」を意味するAVEは、シンボルマークの翼を広げた鳥のように、より早くスペイン国内を移動できる列車です。
マドリードを起点に各都市へつながり、バルセロナまで、約2時間半で移動できます。
2013年に、フランスへの国際路線も展開されたことで、ヨーロッパ周遊旅行で使用する、移動の選択肢がひとつ増えました。
また、文化施設の割引特典などもあるので必見です。
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【北欧スウェーデンの高速列車】SJ2000/SJ3000(スカンジナビア特急)
■北欧らしいデザイン、木目調の車内でスウェーデンをスピーディに移動
(スウェーデン/速さ・おしゃれさ重視/予約必要)
出典|Wikipedia
スウェーデンを代表するSJ2000/SJ3000は、ストックホルムを起点として、スウェーデンの主要な都市を結ぶ高速鉄道。
スウェーデンの美しい景色を眺めながら、移動できるのがこの列車の魅力です。
車内は木目調の床が温かみのある北欧らしいデザインで、リラックスすることができます。
1等席は無料でコーヒーや紅茶、フルーツの提供を受けられるのでおすすめです。
座席が限られているので、事前の予約をおすすめします。
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【有名デザイナーが手掛けた車両】イタロ
■真っ赤な車両でイタリアの観光スポットを巡るならイタロ
(イタリア/速さ・おしゃれさ重視/予約必要)
出典|イタロ公式サイト
イタリアの有名デザイナーが手掛けた、イタリアらしい真っ赤な車両は、イタリアの主要都市ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリなどを結び、観光スポットを巡るなら、ぜひおすすめしたい列車です。
2012年に誕生した新しい列車で、車内が清潔に保たれており、車内のところどころにもテーマカラーの赤が使用されています。
座席タイプはClubExectiveクラス(特等)、Primaクラス(1等)、Comfortクラス(1等)、Smartクラス(2等)の4種類あるので自分にぴったりの座席が見つけられます。
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【おしゃれにヨーロッパを周遊】タリス鉄道
■西ヨーロッパ17の都市間を巡るならタリス
(西ヨーロッパ/速さ・おしゃれさ重視/予約必要)
出典|Wikipedia
通称「レッドトレイン/ルージュトレイン」と呼ばれる赤を基調とした車体が特徴的。インテリアも全て赤色で統一されている、とてもおしゃれでヨーロッパの華やかさを感じる列車です。
パリーブリュッセル間を1時間25分で走るほどの速度が魅力です。
座席タイプは、プレミアム(特等)、コンフォート(1等)、スタンダード(2等)の3種類があり、プレミアムクラスでは、座席にて軽食やドリンクのサービスを受けられるのでおすすめです。
バーや食堂車があるのも魅力的です。
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【ドイツのすべての主要都市を結ぶ】ICE
■ドイツの最新技術が盛りだくさんの高速列車
(ドイツ〜オーストリア・スイスなど/速さ重視/できれば予約しておいた方がいい)
出典|eurail
ドイツを中心に、オーストリアやスイスへもつながっているICEは、ドイツの最先端技術を搭載した列車で、快適に移動できるのが魅力です。
個室、食堂室など車内施設も充実しており、食事のメニューも豊富。ドイツならではの食事も楽しめます。
座席指定はありませんが、このICEのチケットシステムは少し変わっていて、一等席の場合、座席の窓上にディスプレイがあります。
そこに赤色のランプがついていない限り、日本でいう自由席のように、自由に座ることができます。
空いていない時は、2等席になってしまいますが、日本にはない嬉しいシステムですね。
ドイツ旅行の際は、ぜひ利用してみたい列車です。
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大家族などで旅行に行く際、寝台列車がとても役に立ちます!
寝台列車はプライベートコンパートメントという区切られた座席(ベットなどがある部屋のようなもの)があります。「1部屋/人数」なので、ひとり旅やカップルで行くよりも、同じ部屋をより多くの人数で共有できる家族はお得になるのです。
逆に、ひとり旅やカップルはこの場合、飛行機の方が安くなる確率が高いです。
▼鉄道が通っていない場所を旅するならバスがおすすめ
鉄道は紙チケットが安心
現在、ほとんどのヨーロッパ鉄道会社では、eチケットが使用できますが、公式サイトで購入した場合適応になるケースが多いです。
公式サイトで予約する際は、英語または現地の言葉での予約となってくるので、不安な方は「omio」を使用して、日本語で安全に予約→紙チケットの持参を推奨します。
また、一部鉄道会社では窓口で紙チケットの提示をお願いされたり、一部の地域(主にイギリス)では、eチケットが使用できないことがあったりするので、チケットを印刷して持っていくのが安心です。
印刷を忘れた場合でも、予約番号が記載されているメールやPDFを用意しておくと、乗車の手続きができますので、心配する必要はありません。
eチケットを使用できるかどうかは予約前にわかる
e-チケットとは、Electronic Ticket(電子航空券)のことで、二次元バーコードなどで表示されるものです。
従来は航空券を印刷して旅行に持って行くことが普通でしたが、このeチケットはお持ちのスマートフォンやタブレットで管理できるため、印刷の必要がなく、デバイスを提示するだけで簡単にチェックインができます。
omioでチケットを予約する際、検索結果の画面に以下の画像(赤枠内)のような緑のQRコードが表示された場合は「e-チケット」の使用が可能です。
ぜひチェックしてみてください。
列車に乗る前に知っておきたいこと
いざチケットを購入しても、初めて乗る列車となると不安ですよね。
そこで今回は、ヨーロッパ周遊旅行で列車を使用する際の注意点を3つほどご紹介しようと思います。
パスポートは必ず手元に
国境を越える列車の場合、税関の手続きは列車内で行われます。
国境付近の駅に近づくと、入国の係員が座席に回ってくるので、そこでパスポートを提示しましょう。
寝台列車に乗る場合は、あらかじめ係員にパスポートを預けておくと、手続きを代行してくれます。
飛行機などでは荷物を預ける際、事前に手続きが必要ですが、鉄道の場合は飛行機ほど厳しくなく、荷物の量が少なければ基本的に税関の手続きはありません。
例外として、荷物の量がとても多い場合と、治安の悪い地域、東欧はなどでは細かくチェックされる場合もあります。
日本のような改札はありません
日本では改札を通らなければ列車に乗ることができませんよね?
しかし、ヨーロッパでは多くの駅で、改札が設置されていないので、そのまま列車に乗車してOKなんです!
omioで発券したeチケットでも同様に、そのまま乗車します。
チケットは、回ってきた車掌さんに提示すれば問題ありません。
乗車前には必ず運行掲示板と列車編成表を確認
ヨーロッパの駅には、日本のようにホームが行き先によって固定されていません。
間違えた列車に乗ってしまうと、全く違う国や地方に行ってしまうこともあるのです。
間違いをなくすためにも、まずコンコースの中央部分に設置されている運行掲示板を確認します。
自分の乗る列車が、どのホームから出るのかがわかります。
列車が出るホームに着いたら、列車案内板(列車番号・行き先)でホームに間違いがないかもう一度確認しましょう。
そして、次に列車編成表も確認します。
これには、「AとB」の表示があり、セクターと呼ばれます。(セクターは、ホームの位置を示します)
自分が乗る列車がAのセクターから発車する場合は、Aの位置にいる必要があります。
中には、2つの行き先が編成された列車もあります。
乗る車両がAのセクターからなのに、Bのセクターから乗車してしまうと、列車内で行き来できないので、細心の注意が必要です。
少々分かりづらいので画像にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください!
よくある質問
■予約の確認、変更はどうするの?
→もし、間違えてチケットを予約してしまった場合や、変更したい場合についてもomioで予約していれば簡単です。
■ストライキは事前に告知される?
→ヨーロッパでは、ストライキが起きる可能性があります。その際、鉄道会社から約1週間前までには通知が来ることになっています。
■omioは日本語にどこまで対応してる?
→omioでは、カスタマーサービス以外は全て日本語が対応してるので、予約の際ストレスがなく安心です。カスタマーサービスは英語での対応になります。
その他、omioについてこちらで詳しくまとめています。
映画の舞台にもなった素敵な街を散策
鉄道の旅をしながら、現地の空気をもっと感じてみませんか?
なんと言ってもヨーロッパには、有名映画の撮影地になった場所がたくさんあります。映画の主人公になった気分が味わえる、ヨーロッパならではの建設物に心惹かれるものがあるはずです。
鉄道が繋がる街にある撮影地を、いくつかピックアップしてみたので、ぜひ巡ってみてください。
サンテティエンヌ デュ モン教会/パリ
■ミッドナイトインパリ
パリの街並みが「これでもか!」と言うほどに出てくる映画が「ミッドナイトインパリ」ではないでしょうか?
その中でも目を引く建築物が、この「サンテティエンヌ デュ モン教会」
教会の前と後ろを分けるように、パリで唯一のジュベが施されています。
美しいステンドグラスや螺旋階段も、この教会の魅力です。
スペイン階段/ローマ
■ローマの休日
ローマの休日で主人公同士が待ち合わせ場所にしていた、この「スペイン階段」
138段の段数はヨーロッパで1番の長さを誇る階段です。
近くのカフェでコーヒーをテイクアウトして、この階段に座ってホッとするのも、ヨーロッパ旅行ならではの楽しみ方かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はヨーロッパを鉄道で周遊する際におすすめの鉄道と予約方法についてお話ししました。
最後に、記事内で紹介した「omio」のクーポンがもらえるチャンスについてや、お得な情報を下記に記載していますので、参考にしてみてください。
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